学際知の地平

ポストモダン・ポストナショナル・ポストグーテンベルク・ポストヒューマンな時代に不気味な民主主義を考える

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

他山の石と成せ

昨日のブログをアップしている時と同じくして、日大の内田監督と井上コーチの会見が行なわれていた。それにしても、ひどいもので、昨日のブログで予想したように直接的に学ぶことはなかった。しかし、「過ちて改めざる、是を過ちという」という論語の言葉を…

罪を憎んで人を憎まず

日大アメフト部の加害者となった男性の記者会見を見て、思うところをつらつらと書いてみようと思う。ちなみに、記録が残るインターネットの特殊性に鑑み、彼の将来を応援する意味でも、ここでは彼の名前などの個人情報は載せないので、もし、コメントする人…

常識と良識

こうした概念の問題にあたるときは、まずは辞書(広辞苑)を引いてみる。 常識 普通一般の人が持ち、または、持っているべき標準知力。 専門的知識でない一般的知識とともに、理解力、判断力、思慮分別などを含む。 良識 偏らず適切・健全な考え方。そういう…

人の振り見て

巷間、TOKIOメンバー山口さんのアルコール依存症が話題に上っている。彼がアルコール依存症なのかどうかはさておき、「依存症(中毒)」なるものに僕の意識が向いた。 僕が日常で目にする依存症は、スマホである。老若男女を問わず、町中はスマホ依存症患者…

自分の軌跡

当ブログへのご訪問、誠にありがとうございます。こんなにも遅筆のブログなのにもかかわらず、平均すると、1日あたり30~40人にお越しいただいており、月平均1000~1200人もの人々に読んでいただいております。開設からの累計でもう少しで5万人を達成しま…

ベクトルの混在した世界

「低欲望社会」と言われるようになって久しい。この言葉は2016年頃、経営コンサルタントの大前研一さんが名付け親のように記憶しているが、「若者の○○離れ」に代表されるような現象を指す。そして、僕はこれが従来の経済学が輝きを失う原因でもあり帰結でも…

完璧ということ

完璧主義者に安穏は訪れない。でも、完璧主義者には憧れる。なんせ仕事も遊びも完璧なのだ。とはいえ、しょせんは人間のすること。人間のすることに真の完璧ということは存在し得ないだろう。だから、人間のすることに完璧という場合、神学的・哲学的・思想…