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学際知の地平

ポストモダン・ポストナショナル・ポストグーテンベルク・ポストヒューマンな時代に不気味な民主主義を考える

手帳の使い方

哲学思想

年の瀬も迫り、いよいよ新しい手帳に書き込み始めることも多くなった。インターネット上には多くの人が手帳術を紹介し、また、手帳術に関する書籍雑誌が溢れている状況で、いまさら僕が参加したところで、誰かの二番煎じであろうとは思う。しかし、大海の一石と知りつつ、今日は手帳術の話をしてみたい。

以前に少し紹介したが、僕は『EDiT』という1日1ページの手帳を使用している。これの毎日のページには、誰と何を話しただの、その日に思い付いたことを書き込むことはもちろん、どこかへ出掛けた時の入場券なども糊付けしている。自らの思考と行動の記録である。仕事柄、時事問題へは敏感になっているので、気になるニュースや大きなニュースは記載するようにしている。この時、思考、行動、時事ニュースなどで色分けしておくと後で便利なのだが、来年は黒、赤、青の3色と各種マーカーで区別を入れていこうと計画している。

以上は、来年が始まってからの日常的なものであるが、実は、今月に力を入れて取り組んでいたことがある。

手帳には、最初と最後のほうに何もない余白ページがある。EDiTでいえば、最初に4ページ、最後に3ページある。ここを拡充していくことが、12月にしていくことである。毎年、いろいろと悩みながら、この5ページを埋めていく。

今年1年間は、時間の使い方、仕事の進め方に困難を感じることが多かったので、来年はこれを改善しようと思った。そこで取り出したのが『7つの習慣』である。僕にとっては20年来の馴染みのある書籍であるが、初心に立ち戻るべく、取り出した。古典とは、いつ読んでも何かしら学ぶことができる。この中の7つの習慣リスト、アウトサイド・インとインサイドアウト、影響の輪と関心の輪、時間管理のマトリックスを張り付けた。

他には、チャーチルの言葉、『Continuous effort – not strength or intelligence – is the key to unlocking our potential.(力や知性ではなく、地道な努力こそが能力を解き放つ鍵である」)を彼の写真とともに貼り付けた。あとは、祖父関連の写真と家紋を張り付けた。最後に、これは毎年のことなのだが、神宮館の九星本暦の自分の運勢のページを張り付けている。

手帳の最初と最後は、年間を通して視界に入る。年頭の思いや誓い、今年の目標などは、時間が経つとともに記憶が薄れ、いつのまにか意識しなくなってしまうものだ。だからこそ、年間を通して目にするところに張り付けておくことで、1年間、年初の思いを忘れずに過ごすことができる。そして、この日常への持ち込みが思いを結実させていくのだと思う。思いは行動に乗せて初めて実現の途に就く。

だからこそ、ここは手を抜けない。時間をかけてじっくりと考え、来年はどうしようかと思案する。思い付きにならぬよう、しっかりと。