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学際知の地平

ポストモダン・ポストナショナル・ポストグーテンベルク・ポストヒューマンな時代に不気味な民主主義を考える

経済論考

五輪と支出

最近の東京オリンピック・パラリンピックの開催場をめぐる一連の報道を見ていると、かなり穿った見方だし、まともな見方ではないが、掛かる総費用が3兆円に達しても良いのではないかと思うことがある。 というのは、公共事業の目的は、不況時に政府が強引に…

中国の変調

2016年8月16日配信の日経記事だが、これを読んで僕は記事にあることとは違うことを感じた。『円高や株安で海外の投資家や富裕層が購入していた「億ション」の動きが鈍っている』とのことだが、本文では台湾人が挙げられているが、これは主に中国人のことで…

人口問題と資本主義

昨日発表された国勢調査の結果で、日本の人口が1億2711万人となり、1920年の調査開始以来はじめて人口減となったと報道された。ここで注意しておきたいのは、この数値には外国人も含む総人口の減少ということである。死亡者数が出生者数を上回る自然減は200…

ドラッカーから学ぶこと

経営学の神様、ドラッカーのセリフに「未来に何かを起こすには、勇気と努力と信念が必要である」というのがある。これに初めて接した時、勇気と努力にはなにも感じず、それはそうだよな程度の感想であったが、「信念」という文字が続いて出てきたとき、はっ…

朱に交わりながらも赤くならず

昨日の投稿に読者モルガンさんからのコメントが付いたので、それについて、今日は「僕の回答」という形で寄稿してみようと思います。 雇用・労働形態においては私も日々苦しんでおります。そこでこの終身雇用の撤廃やダブル・スタンダードの導入は非常に良案…

ダブル・スタンダードな政策を

国民1人当たりのGNPの比較をしてみる。 日本円に換算すると、およそ385万円である。もちろん、2009年に日本を抜いてGDP世界第二位となった中国の一人あたりのGDPには悲しいものがあるが、世界第三位の日本とてイタリア・スペインにかろうじて勝っている程度…

雑誌について

僕は雑誌を読むことを推奨している。時事に精通することは教養人としてのみならず社会人としても必須のことと思うからである。身の回りのことにしか目の行き届かない人は、それだけその人の世界が狭くなることを意味する。自分の周りにある出来事は、その外…

資本主義の終わりの始まり

当ブログでは、『近代の倒壊』を認識の基底に置いている。近代が生み出した偉大なものは、民主主義、そして民主主義を担う中間階級と労働者階級を生み出した資本主義、それらを取り巻く価値観である。それらが倒壊しつつある。現在は、江戸時代の封建社会が…

近代の超克

このブログの副題は、『ポストモダン、ポストナショナル、ポストグーテンベルク、ポストヒューマンな時代に考える』であるが、これを一言で言うと、『ポスト近代に考える』ということである。そこに『民主主義』を添えているのは、僕の専門が政治学というこ…

砂上の楼閣

今、日本の景気は少しずつ回復基調にあるという。ここ20年間の不況からようやく抜け出す光明が見えたということらしい。しかしね、僕は悲観的にならざるを得ない。 というのも、無理を押し通して、そのシワ寄せを弱者に負わせているいびつな構造があるからだ…

TPPの陰に

環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)、通称TPPが昨日、大筋合意した。これで世界のGDPの4割に相当する地域が自由貿易圏を形成することとなった。農業分野で日本が悲鳴を上げると報道されているが…

経済学は思想

経済学を学べば学ぶほど、経済学は「思想」なんだなぁとよく思う。どういう社会にしたいかという希望に従って論理を組み立て、説得力ある説を展開する。マルクス経済学やケインズ経済学、フリードマン経済学など、その想定する「理想社会」が異なる。だから…

経済学を簡単に

経済学からなにを学ぶか: その500年の歩み (平凡社新書) 作者: 伊藤誠 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2015/03/16 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 最近、経済学の再学習に励んでいる。民主主義と同じように、資本主義も再検討が必要とされる時…