学際知の地平

ポストモダン・ポストナショナル・ポストグーテンベルク・ポストヒューマンな時代に不気味な民主主義を考える

僕の本棚

一年を振り返って

今日、本棚の整理をした。今年一年で読んだ本は32冊(小説の38冊と併せるとちょうど70冊になる)。ペースは学生時代に比べて落ちたとはいえ、まだまだ読んでいるものだと感じていたんですが、今日の整理を通じて発見がありました。 ハードカバーの本は7冊だ…

長谷川慶太郎について

長谷川慶太郎と言えば、1980年代から1990年代前半までのオピニオンリーダーだったと思う。彼の広い人脈と精力的な行動に裏打ちされた取材、その結果としての著作物には、中高大生の僕にとってワクワクさせられるものであった。世界へと目を開き、見知らぬ情…

経済構造のパラダイムシフトと人材育成

久しぶりの読書録である。今回取り上げるのは次の書籍である。 なぜローカル経済から日本は甦るのか (PHP新書) 作者: 冨山和彦 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (12件) を見る これまで経済学では世界を…

経済学を簡単に

経済学からなにを学ぶか: その500年の歩み (平凡社新書) 作者: 伊藤誠 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2015/03/16 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 最近、経済学の再学習に励んでいる。民主主義と同じように、資本主義も再検討が必要とされる時…

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書) 作者: エマニュエル・トッド,堀茂樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/05/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (15件) を見る なんとも衝撃的なタイトルだが、ドイツを話題の中心と…

不思議なイギリス

ふしぎなイギリス (講談社現代新書) 作者: 笠原敏彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 大学院修士課程での僕の専攻は『イギリス政治』だった。当時の僕はなぜ人口6,500万余りの小さな島国が大…